高校サッカー関東強化リーグ特集

第1回目のゲストとして、高校サッカー関東強化リーグを創られた前の花咲徳栄高校サッカー部総監督の金子利雄先生にご登場していただきました。取材先は何と! 金子利雄先生のご自宅で行いました。
私も金子利雄先生にお会いするのは3年ぶりくらいになりますが、相変わらず熱く高校サッカーを語っていただきました。

高校サッカー関東強化リーグの立ち上げの経緯

金子先生は、「関東のレベルの高い学校やチームは、高円宮杯プリンスリーグの前身である関東スーパーリーグの参加しており、なかなか強豪学校やチームとのTMをする機会が無くなってきてしまった」と、そこで金子先生は谷中次夫先生(元真岡高校監督)と中村崇先生(元大宮東高校監督)、国士舘高校の田中哲夫先生と話し合い「関東で各都県2校までとしたリーグ戦を行い、チーム強化を図って行こう」という事になり第1回は宮城県を含めた12校でスタートし幾つかの入れ替わりはありましたが、現在に至っているそうです。

高校サッカー関東強化リーグの思い出や苦労話し

開口一番に金子先生は、「高校サッカー関東強化リーグに参加されている高校が全国大会に出場をしてくれることが、何よりも嬉しい」と語って下さいました。  特にここ数年、インターハイで真岡高校が平成18年度にベスト4に、選手権大会では第85回大会で八千代高校が矢板中央高校が第88回大会でそれぞれベスト4。
昨年度は駒澤大学高校が選手権大会初出場でベスト16と躍進と遂げていることを自分の事の様に喜んでいらっしゃいました。

 エピソードは「国士舘高校の田中先生が選手権大会の出場を決めた日に、西が丘サッカー場から連絡をしてくれた」と、仲間のありがたさを強調されておりました。

 今ひとつは、「高校サッカー関東強化リーグに参加していた、子供達(選手)がプロ(Jリーガー)になってくれる事も、参加している高校や子供達(選手)の励みなるのでとても嬉しい」とおっしゃっていました。

現在の高校サッカーと今後

 「この先10年後は分からないが、現在はU-19代表とかのカテゴリーはJユースの選手ばかりだが、しかし、日本代表を見てみると大半は高校サッカーを経ている選手主体になってる」 「高校の指導者の厳しさや、勝負へのこだわりに対する気持ちが違うのではないか」と言われていました。

 また、強豪学校の宿命で多くの部員がいるが、レギュラーとベンチに入れる人数は決まっており、多くの部員は公式戦に出場できないので、「その部員の気持ちも合わせて戦っている事も高校サッカーの良さではないか」ともおっしゃっており、「高校サッカーの良さは『絆』があるからこそ、見ている人が感動をし、応援をしてくれる」とにおっしゃっていました。
金子先生が言われたことに私も同感で、高校サッカーを見ていると、つい引き付けられてしまう自分がそこにあります。

現在の活動と今後の夢

金子先生は現在大宮西カリオカFC(ジュニアユース)の代表を務めておりご指導もされているとの事です。
 きっかけは、16年ほど前にドイツ・イタリアへの遠征に行って際に、小さな街のクラブチームと試合した時クレー(土)のグランドではあったが、鉄パイプでピッチとの境界を作り観戦できるようにして、そこに地元の人達が詰め掛けて応援をしている風景、雰囲気を見て金子先生はこんなチームを作りたいと思い、帰国後に大宮西カリオカFCを立ち上げて発足当時は高校サッカーの指導の傍ら、ご指導始められたそうです。

「今後は元気な内は子供達(選手)を教えて行きたいし、いつまでも仲間達(指導者)とサッカーの話ができる様でありたい」と最後に言われました

取材後記

今回、金子先生にお会いして感じたことは、選手達は厳しい指導、練習に耐え、仲間を思いやる気持ちも持てるからこそ、人間として可能性を無限に発揮でき場所が高校サッカーではないかと感じました。
取材に応じて下さった金子先生とお持て成しをしていただきました奥様には、お忙しい所大変感謝をいたします。

◆プロフィール◆

金子利雄(61歳)
日本体育大学卒後、茨城県立日立第一高等学校(監督)-茨城県立境高等学校(監督)-花咲徳栄高等学校(監督・総監督)のご指導をされ、多くのJリーガーを輩出されている。 現在は大宮西カリオカFC(ジュニアユース)をご指導されている。

次回はどこに誰に取材に行くかお楽しみ!